「配信用にマイクを買ったけど、パソコンにそのまま繋いでも音質が悪い…」
「モニタースピーカーを導入したけど、接続がわかりにくい…」
そんな悩みを解決するのがオーディオインターフェースです。
音楽制作やライブ配信、ポッドキャスト録音など、高音質を求める場面で欠かせない存在ですが、「そもそも何のために使うの?」という方も多いはず。
実際、筆者も最初に導入した理由は“コンデンサーマイクを使ってみたい”というシンプルなものでした。使ってみると、PC内蔵の音声デバイスでは得られなかったクリアで繊細な音質に驚かされました。
この記事では、オーディオインターフェースの役割やマイク・スピーカーとの接続方法を、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
オーディオインターフェースとは?
オーディオインターフェースとは、アナログ音声(マイクや楽器)とデジタル音声(PCなど)を変換するための機器です。
PC内蔵のマイク端子やUSBマイクでは限界があるため、高音質・低遅延の録音や再生を実現するには不可欠な存在です。
主な用途は次の通りです:
- XLR端子のマイクやギターなどをPCに接続する
- モニタースピーカーや高音質ヘッドホンを出力する
- 音量や音質をノブで直感的に調整できる
- ライブ配信や会議、ナレーション収録の音質を底上げする
筆者が導入した理由も、実は「コンデンサーマイクを試してみたかった」だけ。
高価な機材を揃える必要はなく、まずは安価なオーディオインターフェースと手持ちのマイクで試してみるのもおすすめです。音が変わる体験は本当にワクワクします。
おすすめのオーディオインターフェースはこちら↓
[やはり定番のオーディオインターフェースはAG03なのか?YAMAHA AG03を5年使ってみた感想]
マイクとの接続方法
コンデンサーマイクやダイナミックマイクは、XLR端子を使うことが多く、PCには直接接続できません。
ここでオーディオインターフェースの出番です。
接続方法は以下の通り:
- マイクのXLRケーブルをオーディオインターフェースの「MIC IN」に接続
- コンデンサーマイクの場合は「+48V(ファンタム電源)」をオンにする
- インターフェースをUSBやUSB-CでPCに接続
- DAW(音楽制作ソフト)やOBS(配信ソフト)で音声を取り込む
初めての接続でも、意外と手順はシンプルです。筆者も最初は構えていましたが、使い方を覚えれば「もっと早く使っておけばよかった」と思うようになりました。
1万円前後のモデルでも音質は変わります。
スピーカー・ヘッドホンとの接続方法
オーディオインターフェースは「入力」だけでなく「出力」も重要です。
高音質のモニタースピーカーやスタジオ用ヘッドホンを使用する場合、PCのイヤホンジャックでは性能を活かしきれません。
主な接続方法:
- モニタースピーカー → バランス接続(TRS or XLR)
- ヘッドホン → 6.3mmステレオ出力(変換プラグで3.5mmにも対応)
上記の他に4.4mmバランス接続もあります。
筆者が最初に驚いたのは、スピーカーから出る音の輪郭がハッキリしたこと。今まで聴いていた音楽がまるで別物のように感じられました。
また、オーディオインターフェースには音量つまみや出力切替スイッチが搭載されており、日常的な音声環境の操作性も格段に向上します。
オーディオインターフェース選びのポイント
項目 | 選び方のポイント |
---|---|
入力端子の種類 | XLR、TRS、Hi-Z(ギター)など用途に合った入力があるか |
出力端子の種類 | モニター用にTRS/XLRバランス出力があるか |
接続方式 | USB、USB-C、ThunderboltなどPCとの互換性 |
ファンタム電源 | コンデンサーマイク使用時は必須 |
サンプリングレート | 44.1kHz〜192kHzなど、音質に関わる |
用途別機能 | 配信ならループバック、録音なら低ノイズ・高S/N比を重視 |
初めての方には、Yamaha AG03、Focusrite Scarlett Solo、Steinberg UR22Cといった人気モデルがおすすめです。筆者も最初は安価なモデルからスタートし、その後に音の違いを比べたくなり、上位機種を導入しました。
どんな理由でも構いません。まずは試してみることが何より大切です。
USBの接続方法の違いはこちらをチェック!
・Type-A? Type-C? USBの種類を総まとめ|USB-A・Type-C・Thunderboltの違いと使い分け
まとめ
オーディオインターフェースは、マイク・スピーカー・PCを繋ぐ“音の中心的存在”です。
「高音質で録音したい」「もっとクリアに音楽を楽しみたい」そんなニーズに対し、想像以上の変化をもたらしてくれるデバイスです。
導入には難しい知識も高いハードルもいりません。
筆者のように「コンデンサーマイクを使ってみたい」というちょっとした興味からでもOK。
まずは手頃なモデルでその効果を体感してみてください。
初心者にもおすすめのオーディオインターフェースはこちらでレビューしています!
[やはり定番のオーディオインターフェースはAG03なのか?YAMAHA AG03を5年使ってみた感想]