「バランス接続って気になるけど、実際どうなの?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
音質向上やノイズ対策の効果があることで注目されているバランス接続ですが、対応機材や高価なイヤホンが必要なイメージがあり、なかなか手を出しにくいと感じている方も少なくありません。
でも実は、最近では1万円~2万円の手頃な価格帯でも、バランス接続に対応した優秀なイヤホンが登場しており、初心者でも気軽にそのメリットを体感できる時代になってきました。
本記事では、バランス接続を初めて試してみたい方向けに、コスパに優れたおすすめイヤホンを2つ厳選してご紹介します。
「まずは音の違いを感じてみたい」「対応機材はあるけどイヤホンで迷っている」という方は、ぜひチェックしてみてください。
バランス接続とは?なぜ注目されているのか
バランス接続とは信号を左右のケーブル両方に伝送する接続方式で、ノイズに強く、高音質な伝送が可能というメリットがあります。その他、ほとんどのイヤホンやヘッドホンに用いられているアンバランス接続という接続方式があります。
バランス接続とアンバランス接続についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
近年では対応機材が増え、高音質・低ノイズが魅力なバランス接続は身近になって来ました。
初めてのバランス接続におすすめなイヤホン2選!
1. FiiO FF3S|開放感あふれる音とケーブル込みの高コスパ
FiiO FF3Sはオープンイヤー型のイヤホン。カナル型とは違い装着のしやすさや開放感のある音質が印象的です。また、FF3Sは14.2mmのダイナミックドライバーを装備しているため特に低音域の伸びが良く、非常に高コスパなイヤホンです。
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | 開放型 イヤーバッド型(有線) |
ドライバー | 14.2mm ダイナミック型(カーボンベースダイアフラム) |
接続端子 | 0.78mm 2pin(着脱式)+バランスケーブル同梱(4.4mm) |
周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
インピーダンス | 約45Ω |
付属ケーブル | 高純度銀メッキOFC、4.4mmバランスケーブル対応 |
重量 | 約3.9g(片側) |
音の傾向 | ナチュラル〜繊細で開放感のあるサウンド(中高域が伸びる) |
その他 | 開放感がありつつも、低域もしっかり出せる万能型。耳が疲れにくい。 |
2. Shure SE215|モニター系で明瞭な音質+バランス対応の拡張性
Shure SE215は先程のFF3Sとは違いカナル型のイヤホン。伝統的なシュアーがけと呼ばれる耳にコードをかけるスタイルも合わさって装着感はかなり良いです。また、音域も幅広くカバーしており、音楽だけでなくゲームにも使える汎用性の高いイヤホンとなっております。
ただし、4.4mmドライバーは付属しないため、バランス接続をするには接続端子がMMCXのタイプのリケーブルを買う必要があります。
そのため、本体価格+ケーブルと、コストは掛かってしまいますが、逆に言えばケーブルを選ぶ選択肢が増えるため、よりカスタマイズしたい方にはおすすめです!
項目 | 内容 |
---|---|
タイプ | カナル型(耳栓型)モニターイヤホン |
ドライバー | シングルダイナミック型(MicroDriver) |
接続端子 | MMCX(着脱式)+バランス対応ケーブルは別売り |
周波数特性 | 22Hz〜17.5kHz |
インピーダンス | 17Ω |
遮音性 | 最大37dB(フォームイヤーチップ使用時) |
音の傾向 | 明瞭でタイトな音、定位感とモニター性能が高い |
その他 | ステージ用途でも使える定番機。安定性と信頼性が高い。 |
FF3SとSE215を比較|どちらが自分に合う?
比較項目 | FiiO FF3S | Shure SE215 |
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音質の傾向 | 繊細で広がりのある開放型 | タイトで定位が明瞭な密閉型 |
装着感 | 軽くて疲れにくい | 遮音性が高く安定した装着感 |
バランス接続のしやすさ | ◎(同梱) | △(別売ケーブルが必要) |
まとめ|初めてのバランス接続は「音の違い」を楽しもう
最初の一歩としてはどちらも最適な選択肢!
環境に合わせて選び、バランス接続のメリットを実感しましょう!