キーボードを選ぶときに、見た目や軸の種類に目がいきがちですが、意外と重要なのが「レイアウト(キーの構成)」です。
キーの数や配置が変わると、作業効率や快適さが大きく変化することをご存じでしょうか?
実際に筆者は、ゲーム用には60%レイアウトのDrunk Deer G60、仕事用には75%レイアウトのVarmilo製キーボードを使い分けています。テンキーがない分、マウスや手帳など右側に物を置きやすくなり、デスクが広々使えるのが魅力です。
この記事では、60%・75%・TKL・フルサイズのキーボードレイアウトの違いを比較し、どんな用途にどれが向いているのかを詳しく解説していきます。
Drunk Deer G60については下記で紹介しています!
値段の割にパフォーマンスが高すぎる!?コスパ最強のゲーミングキーボード、Drunk Deer G60を1年間使用した感想
キーボードレイアウトとは?
キーボードレイアウトとは、キーの種類や数、並び方の構成のことを指します。たとえばテンキーがあるかないか、Fキー(ファンクションキー)や矢印キーがあるかどうかなどで、操作感や使い勝手が大きく変わります。
小型のキーボードほどキー数が削減されており、省スペースで携帯性が高い反面、一部の操作はFnキーとの同時押しで行う必要があります。
一方で、大型キーボードはあらゆるキーが揃っていて快適ですが、デスクスペースを圧迫する可能性もあります。
筆者はテンキー付きフルサイズを使っていた時期もありますが、右手の動きが制限されることが多く、現在はコンパクトなレイアウトを好んで使っています。
各レイアウトの特徴と違い
60%キーボード
- キー数:約61キー(Fキー・テンキー・ナビゲーションキーなし)
- 極限までコンパクトな設計で、机のスペースを圧倒的に節約
- Fnキーを多用するが、慣れれば快適に操作可能
- ゲーマーやミニマル派に支持されるモデル
筆者もゲーム用には60%レイアウトのDrunkDeer G60を使用していますが、マウスの可動域が広く確保できるため、操作性が良くストレスフリーになりました。
また、デザインもシンプルでデスク周りがスッキリします。
75%キーボード
- キー数:約84〜87キー(Fキー・矢印キーあり、テンキーなし)
- Fキーを保持しつつも、フットプリントを抑えた実用性重視のレイアウト
- 配列が詰まっているため最初はやや慣れが必要
筆者の仕事用キーボードはVarmilo製の75%レイアウトモデルです。
テンキーがない分、右手の作業スペースが確保でき、メモ帳や飲み物を置いても圧迫感がありません。
それでいてFキーや矢印キーが独立しているため、ショートカット操作もスムーズに行えます。
在宅ワークやビジネス用途には非常におすすめです。
もちろんゲームにも向いています。ゲームと普段使い両方考えるなら75%キーボード一択でしょう。
TKL(テンキーレス)キーボード
- キー数:87~88キー(フルサイズからテンキーのみ省いた構成)
- フルサイズに近い操作感で、作業とゲームのバランスが取れたレイアウト
- デスク上の省スペースと実用性を両立
TKLは、フルサイズの機能性と60%や75%の省スペース性の中間を求める人に適しています。
筆者も以前使用していましたが、テンキーを使わないならこれで十分だと感じていました。
フルサイズキーボード
- キー数:104〜108キー(テンキー・Fキー・矢印キー全搭載)
- すべてのキーを物理的に揃えているため、入力効率は最も高い
- ただし、サイズが大きくマウスとの距離が離れがち
事務作業やExcelでの入力が多い人には最も向いていますが、右手の移動量が多くなり疲れやすい点には注意が必要です。
比較まとめ表
レイアウト | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
60% | 超コンパクト、Fnキー多用 | ゲーマー、持ち運び重視 |
75% | Fキー・矢印キーあり、省スペース | ビジネス、開発、デザイン業務 |
TKL | テンキー以外はフル装備 | 汎用性を求める人、ゲーム兼用 |
フルサイズ | 全機能搭載、最大サイズ | 会計・事務作業、Excel重視 |
まとめ
キーボードのレイアウトは、「どのキーがあるか」「どのくらいスペースを取るか」に直結する重要な要素です。
- ゲームやミニマルデスクには60%
- 仕事用やショートカット操作重視なら75%(ゲーム向きでもある)
- 汎用性重視ならTKL
- すべての機能を重視するならフルサイズ
筆者も用途によって60%と75%を使い分けており、テンキーがないことでデスク右側が広く使えるメリットを実感しています。
キーボードレイアウトの他に、キースイッチについても条件を絞るとより自分にあったキーボードを探すことができます。
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あなたのライフスタイルに合ったレイアウトを選んで、快適な作業・ゲーム環境を構築してください。