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やはり定番のオーディオインターフェースはAG03なのか?YAMAHA AG03を5年使ってみた感想

周辺機器レビュー

YouTube配信やゲーム実況、ボーカル録音、さらにはオンライン会議に至るまで、音のクオリティがそのまま「印象」や「体験価値」につながる現代。
そんな中で欠かせない機材が「オーディオインターフェース」です。

そして、その中でも「定番」として広く名前が知られているのがYAMAHA AG03
配信者や音楽クリエイターの間では、“迷ったらこれ”といわれるほどの評価を獲得しており、SNSやレビューサイトでも高評価の声が多く見られます。

しかし、「定番」とはいえ、それが万人にとってベストな選択肢なのか?という点は別問題です。
この記事では、筆者がAG03を実際に5年間使い続けてきた経験
をもとに、長所だけでなく短所や気になる点も含めて、リアルな使用感をお伝えします。

オーディオインターフェースとは?

そもそもオーディオインターフェースとは、マイクや楽器のアナログ信号をデジタルに変換し、PCで扱えるようにする音声変換装置のことです。

パソコンのマイク端子に直接つなぐだけでも音は拾えますが、ノイズや音質の劣化が激しく、録音や配信には不向き
そこで、よりクリアで高音質な音声を取り込むために使われるのが、このオーディオインターフェースです。

また、A/D変換(アナログ→デジタル)とD/A変換(デジタル→アナログ)の両方を担っているため、マイク入力だけでなく、ヘッドホンやスピーカー出力も高音質化できるのが特徴です。

製品によっては、EQ(イコライザー)やエフェクト、複数チャンネルの同時接続などに対応しており、ライブ配信や音楽制作だけでなく、テレワークやゲーム実況などにも活用されています。

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AG03の特徴

主な特徴

YAMAHA AG03は、オーディオインターフェースとミキサーが一体化したユニークなモデルです。
その特長は多岐にわたり、配信初心者でも扱いやすく、プロの現場でもサブ機として使える柔軟性があります。

  • コンパクトかつおしゃれなデザイン
     → ホワイトベースで視覚的にもスッキリ。どんなデスクにも馴染みます。
  • 3チャンネルの同時入力に対応
     → マイク、ギター、BGMなどを別々に管理でき、ライブ配信で特に便利。
  • ワンタッチのエフェクト(COMP/EQ & REVERB)搭載
     → 難しい設定をしなくても、簡単に“それっぽい音”が作れるのが魅力。
  • ループバック機能でBGM付き配信が可能
     → 配信音とマイク音を自動的にミックスしてくれるため、設定の手間も軽減。
  • iOSやタブレットとも互換性あり
     → USB接続でスマホ・タブレットと連携できるため、外出先での使用も可能です。

弱点・気をつけたいポイント

AG03は非常にバランスの取れた機材ですが、万能ではありません。使ってみて感じた主なデメリットは以下の通りです。

  • USBバスパワーのみだとノイズが乗ることがある
     → 電力が不安定なノートPCやバスパワー不足のUSBポートでは「サーッ」というノイズが乗ることも。
  • 音質は“中堅レベル”止まり
     → 声の抜け感や解像度は十分ですが、音楽制作向けの高級オーディオIFと比べると物足りなさは否めません。
  • 出力端子は3.5mmとRCAのみ、バランス接続は非対応
     → スピーカーや高音質ヘッドホン環境を整えたい方には別の出力機器が必要です。
  • ループバックON時は細かいルーティング調整が難しい
     → BGMとマイク音を混ぜたくない用途には不向きなことも。

実体験レビュー:AG03を5年使ってみた感想

筆者がYAMAHA AG03を購入したのは、もともと使用していたSteinberg UR12に不調が発生したことがきっかけでした。
当時からAG03は「配信向けの定番オーディオインターフェース」として話題になっており、ミキサー機能とインターフェース機能を兼ね備えた製品として非常に注目していた1台でした。

実際に使ってみると、視覚的にも非常にわかりやすい設計で、初心者でも直感的に操作しやすいインターフェースが印象的でした。
加えて、3.5mmステレオミニ端子、XLR入力、ライン(RCA)入力など、多彩な入出力系統が用意されているのは大きな強み
マイク、楽器、スマホ、ゲーム機など、さまざまな機器を組み合わせて使えるため、複数の趣味を持つ人や、これから配信や録音を始めたい人にとって非常に柔軟性の高い製品だと感じました。

一方で、やはり音質面での限界は存在します。
AG03はあくまで「扱いやすさ」や「多機能性」に重点を置いたモデルであり、プロ向けの高音質を求めるユーザーには物足りない部分もあります。
また、4.4mmのバランス出力には非対応のため、出力音質に強くこだわるオーディオファンにとっては選択肢から外れるかもしれません。

実際に筆者も、AG03は現在マイク入力専用として使用しており、スピーカーやヘッドホンへの出力には別途DAC(デジタル・アナログ・コンバーター)を併用しています。
それでも、配信や通話、簡易録音など“音声を入れる”作業においては、今も第一線で活躍している機材のひとつです。


まとめ

AG03は、YAMAHAという信頼性あるブランドが手がけた、非常に完成度の高い「オールインワン型」オーディオインターフェースです。

使いやすさ、入出力の豊富さ、必要十分な音質、そして配信・実況に便利なループバック機能。
これらがひとつにまとまっている製品は、他にほとんどありません。

もちろん、音質を最重視する人にとっては物足りなさもありますが、配信・通話・ナレーション・簡易レコーディングなど、多用途に活躍できる汎用性の高さは魅力的。
筆者自身、5年間使ってきた今でも「これからも使い続けられる1台だ」と感じています。

これから配信や音声収録を始めたい人、1台でいろんな用途をカバーしたい人には間違いなくおすすめできる定番モデルです。

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